格安SIMって何?大手キャリアとの違いは?ガッチリ解説!

格安SIMを理解するために、4つの記事をお届けします。今回は第一回、「格安SIMとは何なのか」を解説します。

「格安SIMを使うと、スマートフォンの料金が安くなる」・・・というような情報を、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

しかしながら、「なんで安くなるのか」「そもそも格安SIMってどういうものなのか」詳しく知っている方は少ないです。そこで、今回は格安SIMというものが誕生した背景、仕組みを詳しく解説します!

SIMカードとは何か

スマートフォンで音声電話を利用したり、モバイル通信を行うためには、SIMカードを端末に挿し込む必要があります。これは、格安SIMや大手キャリア(docomo、au、SoftBank)、果ては海外で利用する場合も同様です。

格安SIM会社や大手キャリアなどの通信会社と、音声電話やモバイル通信の契約を結ぶと、SIMカードが貸し出されます。

SIMカードをスマホに挿し込むことで、契約した通信会社のインターネット回線や電話回線を利用することができるようになります。つまり、SIMカードは電話やネット回線を利用する権利のようなものと言えるでしょう。

格安SIMとは何か

スマートフォンで電話回線やモバイル回線を利用するためには、通信会社と契約を結びSIMカードを手に入れる必要がある、と説明しました。

国内で契約可能な通信会社は数百社存在しますが、大きく2つに分類することができます。

  • 大手キャリア(docomo、au、SoftBank)
  • 格安SIM(UQモバイル、LINEモバイル、BIGLOBEモバイルなど数百社)

格安SIMとは、一言で表すとその名の通り「格安で利用できるSIMカード」です。

「格安SIMでスマホを使う」とはどういうことかというと、「電話回線やモバイルインターネット回線を格安料金で利用することができる通信会社と契約を結ぶ」ということになります。

格安SIMで利用できるのはどんな回線なのか

格安SIMを契約すると、契約した通信会社の電話回線、モバイルインターネット回線を利用可能になります。

しかしながら、格安SIM会社は自社で回線設備を保有していません。

では、どうやって通信を行っているのか?それは、docomo、au、SoftBankといった大手キャリアから回線設備を借りているのです。

大手キャリアから回線設備を借り、その回線をユーザーに利用させて利益を得る、という仕組みになっています。

この話を聞くと、様々な疑問が湧いてくるんじゃないでしょうか。

  • 回線のレンタル料がかかってしまうんだから、大元の大手キャリアよりも料金が割高になってしまうのが普通なんじゃないか
  • 回線の品質はどうなのか 遅くなったりするのでは?
  • そもそも、なぜdocomoなどの大手キャリアは商売敵である格安SIMに回線設備を貸しているのか

これらの疑問に応えるために、格安SIMの歴史について少しだけお話します。

格安SIMの歴史

格安SIMがまだ存在しなかった頃、携帯電話向けの電話回線市場は大手3キャリア(docomo、au、SoftBank)の独占市場でした。

本来ならば価格競争が行われ、料金は適正価格に落ち着くはずですが、3社とも高額な料金でサービスを行う状態が続いていました。

電話・ネット回線は生活に欠かせないインフラにもかかわらず、3社とも料金が高止まりしている・・・その原因をざっくり説明すると、こんな感じです。

  • 携帯電話事業を始めるためには基地局等の回線設備をはじめとした膨大な設備投資が必要
  • 他社の新規参入が難しい
  • 大手3社による独占市場

この状態を改善するために、総務省は電気通信事業法を改正しました。これにより、ざっくり言うと「回線設備を保有する事業者は、他の事業者が回線設備の貸出を希望した場合、拒否できない」ことになりました。

また、回線設備の利用料金は「原価+利潤を回収できる水準以下」に定められました。

これにより、携帯電話事業に参入する会社がどんどん増え、「格安SIM」と呼ばれるようになりました。2019年現在、800社以上の会社が事業を行っています。

以前は大手キャリアと契約している人がほとんどでしたが、ここ数年で格安SIM利用者数は急増しています。

2014年は格安SIM利用率は1.4%のみでしたが、2019年には12.3%と、物凄い勢いで契約者数が増えています。

以上が格安SIM誕生の歴史です。まとめると、

  • 大手3社の独占による不当に高い携帯電話料金
  • 健全な価格競争を促すため、他の事業者が新規参入しやすいように法改正
  • 800社以上が参入、安い料金で電話回線・モバイルインターネット回線を提供

という感じです。

格安SIMはなぜ安いのか

これまでお話した格安SIMの歴史を踏まえると、格安SIMが安いのではなく、大手3大キャリアの料金が不当に高額すぎるということがおわかりいただけると思います。

格安SIM会社は回線のレンタル料金を大手キャリアに支払い、ユーザーの利用料金でもちろん利益を得ています。格安SIMというよりは適正価格SIM、と言ったほうが良いでしょうか。

料金は事業者やプランによって異なりますが、私が利用しているものを紹介すると、「LINEモバイル 音声通話SIM 月3GB」で月2,000円以下です。同じような内容で大手キャリアで契約すると、6,000円以上はかかるでしょう。

まとめ

格安SIMとはどういうものなのか、格安SIMが誕生した歴史をお話しました。

  • SIMカードをスマホに挿入することで電話・モバイルインターネット回線が利用できる
  • 格安SIMは大手キャリアからネットワーク設備を借りて事業を行っている
  • 格安SIMは “適正価格” SIM

では、実際に格安SIMを利用するとどんなメリットがあるのか?デメリットはあるのか?次の記事で説明します!

次の記事:

http://sim-textbook.com/2019/07/23/kakuyasusim-merit

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